うつくしい生活

生活のことを書いていく。

女性であれば誰しも痴漢された経験があるか

最近(に限らないかもしれないが)、匿名ダイアリー等で女性なら誰しも痴漢された経験があるという内容の記事を見かける。 それについては人それぞれだろうって感じなのだが、100%と言い切るのは当然不可能。しかし経験者は多いだろうと思う。

私は幸いにも予備校に行くまでは電車通学というものをしなかったので、痴漢被害経験は少ない方だと思う。 電車での痴漢ターゲットは、やはり中高生が一番多いと思う。初々しいからかな。

1. 道を歩いているとお尻を触られる

記憶にある限り、グレーでなく黒な痴漢体験はこれが初めてだった。 高校生のとき。

いつもは自転車通学なのだが、その日は雨だったので、傘をさして歩いていた。訳あって土曜だか日曜の自主的なる登校なので、歩いている生徒は他にいなかった。

後ろからきた自転車のおじさんが私の横にすっと止まり(こちらは歩いているのだから完全停止ではないはずだが)お尻を触って、すぐそのまま自転車に乗ってどこかへ行った。それだけといえばそれだけ。 なぜかそこまで恐怖心はなく、ポカーンって方が大きかった。

お尻を触るという行為のイメージは、お尻を撫でることだったが、この時にその認識が間違いだと気付かされた。 その時はお尻の表面というより、谷を掘る感じで触られたので。

2. 新入社員の時の電車でもぞもぞ動く人

これはとってもグレー。だけど私は黒だと思っている。

新入社員で入社したての4月くらい、リクルートスーツを着ている初々しい感じだったので、目をつけられたのだと思う。結構な頻度で遭遇した。

電車はぼちぼち混んでいる。座席の前のつり革に捕まっている私の背後に来る人が、小刻みに不自然にずっと揺れている。何かを擦り付けられているというほどではないのでグレーだが、ずっと左右にもぞもぞ揺れている。 それだけといえばそれだけ。

黒だと思う理由は単純に、不自然すぎるから。 電車が揺れるのだから、揺れても全くおかしくはない。でも四六時中もぞもぞ動いているのは、電車の揺れとは関係ないと思われる(他の人も全然揺れてないし) もちろん携帯を取り出したいとか、本をカバンから出すとかで、動くことはある。でもこれもそれが終わればそんなに動かないはず。 あと、何日も遭遇したので、毎日ゆらゆらしているのも変だと思う。

もしもこれを読んでいて痴漢冤罪に怯えている方がいるとしたら、人と接近せざるを得ない乗車率の電車で、不自然に5駅くらい揺れ続けないことをオススメする。

3. 夜道で胸を触られる

これが一番ヘヴィーな痴漢の経験で、しばらく夜道を歩くのがとても怖かった。4年前くらいの出来事だが、今もたまに怖い。

時間は終電近かったので、1時くらい。家の近くにて。

ここの部分については私が悪いのだが、当時の無警戒ドアホな私はそのような時間でも携帯をいじりながらイヤホンを耳に入れていた。 (それは警戒しない私が本当に悪いし反省しているけど、夜道にイヤホンして携帯いじって歩く無警戒人間がいても、普通の感性では痴漢しないと思うので、やっぱり痴漢する人はちょっとやばいと思う)

家が近づいて来たので携帯をしまい、イヤホンを外して何気なく振り返るとおじさん?がいた。別に変なことではないのでそのまま歩き、曲がり角を曲がった。

そうすると走って来たのかわからんがいきなり後ろから抱きつかれ口を塞がれた。 後ろから抱きつけば胸くらいは簡単に触れるので、そのまま胸を触られた。

混乱していたので「やめてください!」と言いつつ、やばい強盗だ財布を守らないと!と本気で思っていた。財布を新しくしたばかりだったのだ。

騒いだのが功を奏したのか、もともとちょっと触りたかっただけなのかわからないが、そのままその人は逃げて行った。

腰が抜けたので、道路に座っていたがよろよろ家に帰った。

私は神経が太いタイプなのだがさすがにこれには恐怖を感じ、しばらくは自転車で駅まで通っていた。歩きの場合は後ろで物音がすると心臓がばくばくして思考停止するが、物音がカバンについたキーホルダーがガチャガチャする音だったりして誰もいないオチもある。 自分の妄想に殺される!という感覚がわかった時期であった。

先日痴漢グレー体験が久々に身に起きたので、それ以外の痴漢体験を書いてみた。他にもあった気もするが忘れたし、忘れる程度のことである。

女性であれば痴漢された経験があるかは分からないがされないに超したことはないというのは、共通認識だと思う。 なので女としての魅力自慢とかそういう話と捉えるのはちょっと変だなという感じ。